2021 AAHA/AAFP Feline Life Stage Guidelines
猫のライフステージ区分について
AAHA(米国動物病院協会)とAAFP(米国猫獣医師会)が共同で策定したガイドラインでは、猫の一生を年齢によって4つのライフステージに区分しています。
- 子猫期:〜1歳
- 成猫期:1〜6歳
- 中高年期:7〜10歳
- シニア期:11歳以上
この区分は、年齢に応じて起こりやすい体の変化を踏まえ、健康診断や栄養管理の内容を見直すための目安として設けられています。
中高年期・シニア期の栄養管理の考え方
中高年期(7〜10歳)に入ると活動量が落ち着き、1日当たりのエネルギー要求量(DER)が安静時エネルギー要求量(RER)とほぼ同じ水準まで下がる猫が多くなります。そのため、DERの開始目安としてRER相当(係数およそ1.0)が挙げられています。
シニア期(11歳以上)になると、筋肉量の維持のためにやや多めのエネルギーが必要になる猫もいます。ガイドラインでは、RERの10〜20%増(場合によっては25%増)を開始目安としています。
年齢だけで給餌量を固定しないこと
これらの区分やDERの目安は、あくまで健康管理上の分類であり、年齢だけを基準に給餌量を一律に決めるものではありません。同じ年齢の猫でも、体重・BCS(ボディコンディションスコア)・食欲・持病の有無によって必要なエネルギー量は異なります。定期的に体重とBCSを確認し、変化が見られた場合は係数や給餌量を個体に合わせて調整することが推奨されています。